歯科用レーザーは金属等固いものに穴をあけたり切断したりするするために使われているものとは異なり、出力の低いレーザーが使用されていますので安全性も高く、歯の表面にできた軽い初期の虫歯は、麻酔なしで、レーザー光線を当てて虫歯の穴をきれいにして、その日のうちに詰めてしまうことができるようになったのです。
レーザー治療は歯を削らない、注射しない、出血させない、抗生物質不要にすることが可能になりました。(もちろんケースによりますが)
レーザーは1960年に初めて開発されて以来、工業部門その他で盛んに応用されてきました。歯科において、世界で初めてレーザーが使用されたのは1964年です。日本では1990年に九州大学歯学部で初めて使用されました。
研究開発も進み、最近開発されたレーザー装置は歯科の臨床の場でもよく使われるようになり、歯科医院の40%程度が日常臨床に使用しています。
歯科レーザーにはいろいろな種類があり、その中で応用範囲が広いのが今回中川歯科医院で導入した半導体レーザー“FOX”になります。
歯科用レーザーは金属等固いものに穴をあけたり切断したりするするために使われているものとは異なり、出力の低いレーザーが使用されていますので安全性も高く、歯の表面にできた軽い初期の虫歯は、麻酔なしで、レーザー光線を当てて虫歯の穴をきれいにして、その日のうちに詰めてしまうことができるようになったのです。
また虫歯が深い場合、削る量が増えることにより治療後に痛みが出たり、神経を取らなくてはいけなくなったりしていたのですがその可能性を減らし、当院で使用しているドックスベストセメント(削らない虫歯治療薬)と組み合わせて神経を保存できる確率が飛躍的に上がります。
レーザーで歯の表面や歯茎の周りに照射すると1000℃以上の熱が発生しますが、照射される時間は1/10000秒という非常に短い時間ですから、歯の神経には影響がなく、たまに痛みを感じることはありますが、ほとんどの場合痛みは伴いません。
また、レーザーの光には神経を保護、麻酔する作用がありますから、これを応用することにより治療中の痛みを効果的に抑え、麻酔なしで治療を進めることもできます。(歯肉を切開する場合等は難しいです)
従来の歯科で使用するレーザーは大掛かりなものが多かったのですが、最近注目を浴びているのが中川歯科医院で導入したダイオードレーザー(半導体レーザー)です。
コンピューター技術を駆使してさらに能力、応用範囲を高め装置も小型化されています。
これ以外にも強化されたダイオードレーザーは外科・眼科・形成外科・アザ・シミを取るなどの美容形成外科・皮膚科・産婦人科などで広く臨床現場で活用されています。
上記の問題点がありますが治療に使用することは私たち治療する側にも、治療を受けられる皆様方にも多くのメリットがあるのが今までの説明でお分かりいただけるかと思います。
中川歯科医院では現在来院されているすべての患者様により良い治療を行うために金銭的にも便宜を図りながら使用していく予定です。レーザーのことについてお聞きになられたいことがありましたら受付や歯科衛生士に遠慮なくお尋ねください。
虫歯を削らずに固めて治す治療法です。
レーザー除菌をしたうえでこの薬を塗布するとより成功率が上がります。